発表会リハーサル

 発表会の会場でリハーサルを行いました。自宅の近くにもホールはあるけれど、こちらのホールにした理由は、やはり音響とスタインウェイのピアノ。数ミリの違いで敏感に反応してくれるピアノ。家族には家の近くのホールでいいでしょ?と言われたけれど…小さな子ども達が多いからこそ、響のある会場で小さな手でも無理せず響きを感じて弾いて欲しい。そして色々な音色に挑戦して欲しい!感性が豊かな時期だからこそ素敵な音に沢山触れて色々なものを感じて欲しい!そんな私のわがままに付き合ってくださり、有難いことに、夜遅く遠いにも関わらず生徒さん全員が集まってくださいました。ご家族の方にも感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました。

 

 教室を始める時、年に数回は弾き合いを取り入れたい!と思っていたものの、すぐにコロナが流行し、皆で集まる事がなかなかできず、今回初めてお友達の演奏を聴きました。長い時間にも関わらず皆真剣にお友達の演奏を聴いていました。

 

気持ちよく弾けた!楽しかった〜!という子や、緊張していつも通り弾けなかった!という子、皆色々でした。早速次の日から自分で沢山練習していましたと親御様からお話をお聞きし嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

 私は普段練習してね!!と多分??なるべく???言わないようにしています。(勿論、毎日練習しなくていいというわけではないです)

 

それは、どうにかしたい!と自分で思っていない時にいくら注意を受けても全然耳に入ってこないのは私が実体験済みです。

反対に自分でやりたい!面白い!と思った時、人に促されてやるよりも、ものすごいスピードで色々な事を吸収していく気がします。

 

自分で色々と気づき、リハーサルよりも本番素敵に弾きたい!今回そう感じて自ら練習した姿、理想的な姿です。

皆半年から一年半で、心も演奏も成長したなと感心して演奏を聴いていました。

 

 最初からうまくやれなくてもいいと思います!(私は40年間…うまく弾けた!と思った事がないのだから…)

自分の良いところを理解し、うまくいっていない部分に気づいて試行錯誤する。ピアノはこれの繰り返し。残念ながら1日では弾けるようにはならないのです!

 

緊張で頭が真っ白になっても、手汗がすごくて弾けなくても、手が震えても、これまでピアノとどれだけ真摯に向き合ってきたか…大切な物は必ず聴き手に伝わると私は信じたい。

 

 発表会本番は皆体調を崩す事なく、皆が皆らしく、皆の良さが沢山出せますように!!