練習

 大学を卒業してから友人に紹介してもらい、師事している恩師!!

ピアノだけではなく音楽全般に対しての知識、先生の奏でる音色、そして指導者として、人として大大大尊敬する先生!!

 卒業して月曜から土曜日まで、朝から夜遅くまで教えて、頭も体もヘトヘトになっていた頃…それでも先生の様な深い音が出せるようになりたくて、自分の弾き方を変えたくて、少ない空き時間を見つけては先生のレッスンに通っていました。

レッスンは、今までやってきた事とは違い、一からやり直している感じでそれはそれは楽しかった!

学生時代より明らかに練習時間が少なく、練習時間は学生時代の4分の1程度(今考えると本当に失礼)

それでも先生は嫌な顔せずいつも一生懸命教えてくださいました。

 私の生徒さん達にも、誰にでも同じようにレッスンしてくださいました。先生のレッスンは子ども達に大人の雰囲気だけを真似させたような演奏をさせるのではなく、音を聴き通す、芯のある音とはどんな音なのか、音と真摯に向き合う事を教えてくださいました。

そつなくまとめようとしてしまう自分の指導、細かくいいすぎてしまう自分の指導、自分の演奏をコピーしたかのように大人びた演奏させる事が本当に大切なのか?無骨さがあってはいけないのか?それより大切な事は?長い目で見て今子ども達に伝えなくてはいけない事は何?いつも色々と考えさせられました。


先生は、何歳からでも上手くなれる!細く長く続けなさい!とおっしゃってくださいました!

     

 結婚し子どもが生まれ、仕事をし、家事をしていると練習時間は更に少なくなり…いつも先生の言葉がふと頭をよぎります!

(上手いか下手かはおいといて…)学生時代より練習時間が少ないのに今の方が楽に弾けるようになったな!と自分では思っています!それは、先生に体の使い方、弾き方のコツを教えていただいたから…

 

生徒さん達も色々習い事をしていて忙しい方が多いです!忙しいのであれば練習の仕方を変えよう!短い練習時間でも上手くなったら嬉しいでしょ?と質問すると皆キョトンとした顔をするので面白いですが…毎日練習する事と同じくらい、練習するポイントも大切だと痛感しています!

 

 最近、発表会の練習に入り速いパッセージを練習する子が増えてきました。

練習の仕方やポイントを伝えると皆 ウワー、あーもう!とか言いながらいい顔をして、練習しています。

途中からこちらがどうだったか伝えなくても、今のはうまく弾けたのか、うまく弾けなかったのか、小さい子でも自分でちゃんと気付けている!素敵!

ピアノは誰かと比べる必要はない!自分のペースで楽しみながら練習の仕方、弾き方の引き出しを増やしていこう!そうすれば何歳になっても自分でピアノを楽しめる!

私もシワシワのばーちゃんになった時、自分の理想の音色で演奏できるように細く長く頑張ろ